身近な野菜の1つに「ナス」があります。
ナスは食用として世界中で栽培され、色々な料理に使われています。しかし、植物育種の歴史も大変興味深いですよ!
タイの市場で何気なく撮影した写真です。
ピンクのザルより下に映るのは、全てナスです。
※両端は、四角豆とオクラです
果実の形や大きさ、果実色の種類がとても豊富なのが分かる写真だと思います。
これだけ一斉に売られていると言う事は、栽培した時の収穫期も殆ど差がないと言うことです。
「品種間で収穫期が揃う=開花期も揃う」事が多く、品種改良(育種)が進みます!
花粉稔性もコントロールできるため、F1品種が作れます。日本ではタキイ種苗の「千両二号」が有名で、「ナス=この形」と日本人にイメージを定着させた品種です。
ナスの原産はインドの東部と言われています。
栽培の歴史古く、中国では1000年以上前から作られ、ヨーロッパでは13〜15世紀に栽培が広がって行きました。
特にアメリカで品種改良が盛んに行われました。
ここに英名「エッグプラント(Eggplant)」の由来に関するヒントがあります。
植物の命名は、その地域毎に異なることを本ブログでは何度かお伝えしました。
実は、昔はアメリカのナスは白色のタイプが多かったのです。
上記の写真はタイで撮影したものですが、これだけ白ければ「卵」という発想に結びつきますね。
ちなみに、成熟すると真っ黄色になります。
これだけの色の変化も不思議ですよね。
日本人からすると紫色のナスが普通ですが、その色素の秘密が「ナスニン」です。
英名はEggなのに、色素は茄子そのものの名前って言うのが気になりますよね。
実は、ナスニンの発見者は日本人の黒田チカさんです。発見者が日本人であれば、命名も日本ぽくなるのは納得ですね!
白いナスや写真のような緑色の小粒なナスには、ナスニンが含まれていません。
その為、紫色にならないと言う訳です。
以上、ナスの話でした。
これだけ多種多様な栽培品種があるナスは、本当に興味深いです。まだまだナスの魅力は語り尽くせません、、、でも今回はこれ位にしておきます。
タイで購入できるナスだけでも、味や食感が全然違うので色々と試して見て下さい!
それでは、また次回ッ!
(このブログが面白かった方からランキングのクリックを頂けると嬉しいです)
タイランキング
にほんブログ村
ナスは食用として世界中で栽培され、色々な料理に使われています。しかし、植物育種の歴史も大変興味深いですよ!
タイの市場で何気なく撮影した写真です。
ピンクのザルより下に映るのは、全てナスです。
※両端は、四角豆とオクラです
果実の形や大きさ、果実色の種類がとても豊富なのが分かる写真だと思います。
これだけ一斉に売られていると言う事は、栽培した時の収穫期も殆ど差がないと言うことです。
「品種間で収穫期が揃う=開花期も揃う」事が多く、品種改良(育種)が進みます!
花粉稔性もコントロールできるため、F1品種が作れます。日本ではタキイ種苗の「千両二号」が有名で、「ナス=この形」と日本人にイメージを定着させた品種です。
ナスの原産はインドの東部と言われています。
栽培の歴史古く、中国では1000年以上前から作られ、ヨーロッパでは13〜15世紀に栽培が広がって行きました。
特にアメリカで品種改良が盛んに行われました。
ここに英名「エッグプラント(Eggplant)」の由来に関するヒントがあります。
植物の命名は、その地域毎に異なることを本ブログでは何度かお伝えしました。
実は、昔はアメリカのナスは白色のタイプが多かったのです。
上記の写真はタイで撮影したものですが、これだけ白ければ「卵」という発想に結びつきますね。
ちなみに、成熟すると真っ黄色になります。
これだけの色の変化も不思議ですよね。
日本人からすると紫色のナスが普通ですが、その色素の秘密が「ナスニン」です。
英名はEggなのに、色素は茄子そのものの名前って言うのが気になりますよね。
実は、ナスニンの発見者は日本人の黒田チカさんです。発見者が日本人であれば、命名も日本ぽくなるのは納得ですね!
白いナスや写真のような緑色の小粒なナスには、ナスニンが含まれていません。
その為、紫色にならないと言う訳です。
以上、ナスの話でした。
これだけ多種多様な栽培品種があるナスは、本当に興味深いです。まだまだナスの魅力は語り尽くせません、、、でも今回はこれ位にしておきます。
タイで購入できるナスだけでも、味や食感が全然違うので色々と試して見て下さい!
それでは、また次回ッ!
(このブログが面白かった方からランキングのクリックを頂けると嬉しいです)
タイランキング
にほんブログ村
コメント