タイで生活していて、昆虫食に対してゲテモノ的な印象を持つ方も多いと思います。
しかし日本でもイナゴや蜂の子を食べる文化がありますので、タイの昆虫も食わず嫌いは良くないですね。一見は百聞に如かずです!

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タイの昆虫食の中でも、コオロギが注目されているのを知っていますか。
実は、昆虫食に利用されるコオロギや昆虫は“養殖”されています。

一般的にコオロギをはじめ、昆虫には多くの寄生虫がついています。そのため、生食は非常に危険ですので、食べる際にはしっかりと加熱する必要があります。
養殖された昆虫は寄生虫や雑菌の心配は低いですが、加熱は必須です。

初めて虫を食べる時は少量づつがオススメです。食中毒になったら大変なので。

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コオロギは輸出用にも養殖されており、輸出先の上位国には日本も入っています
意外にも、日本人に人気のあるコオロギです!

タイ全土では20,000戸のコオロギ養殖農家が、76県中の53県にあります。
コオロギの養殖には、タイ政府の援助もあり、プリムラ県に研究農場があります。合わせて、地域の経済活動として雇用を生んでいます。
チェンマイ県には「The cricket lab」と言う企業があり、EUへの輸出に力を入れています。

コオロギは体の70%がタンパク源とされ、動物の養殖と比較して生産過程での二酸化炭素排出削減に繋がるため、持続可能なタンパク質として注目されています。

100グラムあたりの栄養価は440キロカロリーもあります。豚肉が100グラムあたり380キロカロリーほどですので、コオロギの栄養価は優秀です。

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タイ国内でコオロギの養殖が注目されているだけででなく、国連からも一目置かれています。
2050年には世界人口が100億人に達すると言われており、そのタンパク源を補う為の1つがコオロギです。

コオロギをそのまま食べるのは見た目で抵抗のある方でも、粉末にして利用すれば大丈夫ですね。EU諸国ではお菓子作りに利用される事もあるようです。
粉末なら見た目も気にならず、効率よく大量のタンパク源を取り入れる事ができるので一石二鳥です。

将来的にはコオロギがタイの定番土産になる可能性もあります!
商品のブランドイメージとして「虫=汚い」的な先入観を無くすことができれば、タイ産マンゴーに匹敵する名物土産になるでしょう。
養殖量も多く、輸出管理も比較的簡単なコオロギは、昆虫土産のビジネスとして益々注目されると思います。


以上、コオロギの話でした。
町中に売っているのを見かけたら、まずは味見をしてみて下さい。
それでは、また次回ッ!
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