タイの定番料理にソンタムと呼ばれるパパイヤサラダがありますね。パパイヤは、タイでは一般的な食材の1つです。
そんな身近なパパイヤですが、実は植物としては面白い性質が沢山あります!
その中でも、雄と雌の株がある事がよく話題にあがりますね。

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パパイヤには、雌雄異株と呼ばれる雄と雌の木がそれぞれ別れているタイプと、同性株と呼ばれる雌雄の花が1つの木に付くタイプがあります。

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雌雄異株は、身近なところだとホウレンソウもそうですね。しかし葉を食べるホウレンソウと違い、パパイヤの雄株を植えていると果実がつかず残念な気持ちになります、、、
最近の品種では同性株が増えたので、一本の木でも果実を収穫する事ができます。

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こちらが、雌花です。
少しふっくらとしているのが分かりますでしょうか?
膨らんでいる所が子房になります。

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こちらが雄花です。
非常にシンプルで、中に花粉が付いています。

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雄花の蕾は、小さくて可愛らしいです。

ちなみに、パパイヤの特徴で「単為結果性」があります。単為結果をすると受粉をしなくても果実をつける事ができ、果実内に種子もありません。
南国フルーツだと、バナナやパイナップルで種子が入っているのを見たことがありますでしょうか?
これは、単為結果性のため受粉せずに果実が実った事に由来します。

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少し話は変わりますが、パパイヤの特徴で「幹生果」があります。幹生果は漢字の通り、果実が幹に直接付くことをいいます。ジャックフルーツも同じように幹生果の特徴を持ちますね。

更に、本来のパパイヤは樹高10mを超える植物ですが、最近の品種改良では樹高を低くした矮性品種が増えています。なんとなく、パパイヤの木は小ぶりと言うイメージが定着しつつある気がします。

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そもそも、パパイヤの幹を観察すると「木」なのか「草」なのか分からいし、葉っぱの形も独特だしと面白い植物ですよね。何で、果実が実った部分からは葉をつけないのかも気になります(上記写真)。
いったい、どんな生存戦略で進化したのでしょうか。

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以上、不思議がいっぱいのパパイヤの話でした。
植物って面白いですね!それでは、また次回ッ!
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