最近はマンゴーの収穫期が到来しており、マンゴーの収穫に追われています。
もちろん有機栽培ですが、正直、特別な管理をしなくてもガンガン実をつけます! 

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タイで生活をしていると、一度はマンゴーの収穫を体験する日が来ると思います。
そんな時に備えて、マンゴー収穫時の注意点を備忘録でまとめておきます。

まず、マンゴーの成長速度についてです。
タイでは年間を通して食べられているマンゴーですが、開花〜収穫までは約3ヶ月かかります。

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(ピンボケが酷いですが)写真は、2020年12月13日です。 
開花が終わり、果実がついてきた状態です。
まだ小指の先くらいの大きさです。

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こちらが2021年1月21日に撮影したマンゴーです。
1ヶ月弱経過していますが、親指よりも少し大きい程度に成長しただけです。
この時期はタイで言うと低温期であり、摘果もしていないので成長がゆっくりです。

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そして、これが2021年4月15日です。
実は、上2枚の写真の果実は少し前に収穫が終わり、撮影を忘れました。
同時期に開花したマンゴーですが、これで手のひらサイズくらいに育ちました。

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これを収穫する時が、“かぶれ成分”に注意のタイミングです!
マンゴーをもぎ取ると、勢いよく樹液が出てきます。この樹液が危険です。

マンゴーは、「ウルシ科 マンゴー属(Anacarduaceae Mangifera indica)」です。
日本人は「ウルシ=かぶれる植物」や「ウルシ=色塗りの原料」と言う印象を持っており、ウルシが食べれると言う認識はないと思います。
しかしマンゴーをはじめ、カシューナッツやピスタチオなどウルシ科の果実は食料として身近に出回っています。

さて、青果をそのまま食べるマンゴーでは特に樹液に注意が必要です。
ウルシでは「ウルシオール」と言う成分がかぶれを起こしますが、マンゴーの場合はウルシオールに近い成分として「マンゴール」があります。これが収穫直後の樹液に多く含まれているため、注意が必要です。

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市場などで収穫直後の新鮮なマンゴーがそのまま売られている時がありますが、念のため枝との結合部を確認してください。または、その周辺に樹液が残っている時があります。

「果物が一番美味しいのは収穫直後だから、直ぐにカブリ付きたい」と言った衝動は、マンゴーには通用しません。もし口周りがかぶれたら最悪ですよね、、、

熟したマンゴーは触れるだけで落ちてしまうほどですので、マンゴーの木の下に行った際にも合わせてご注意ください。

以上、マンゴー収穫時の注意についてでした。
それでは、また次回ッ!
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