今回は、「アデニウム」のご紹介です。
タイでは、市場に行くと必ず販売しているお店を見るほど人気の高い園芸植物です。
タイ語は「チュアンチョン」と呼ばれます。

20210403_142340
アデニウムは、キョウチクトウ科に分類されます。
本ブログではキョウチクトウ科のプルメリアやカリッサ・カランダスなどを紹介しましたが、タイには熱帯原産の園芸植物が多いですね!

アデニウムにはいくつか種類がありますが、今回は「Adenium Obesum(アデニウム オベスム)」です。
この種は、日本でも人気のあるアデニウム属です。

20210403_142410
同じ赤系でも、赤色の濃淡が異なったりします。

20210403_142448
花の色は定番の赤系が多いですが、白色もあります。
アデニウム同士であれば接ぎ木が可能です。その為、赤色の株に白色の枝を接ぐと一株で両方の花を楽しむ事ができます。

さて、、、なぜ「砂漠のバラ」なのか?
花を見る限りは、バラのような艶やかさが比喩されているように感じますね。

20210403_142513
“砂漠”に関しては、幹に秘密があります。
アデニウムの原産国は、アラビア半島〜東アフリカの乾燥地帯です。
砂漠に近い地域でも花を咲かすために、幹に大量の水分を含んでいます。この特性があるため、砂漠でも綺麗な花を咲かせるわけです!

20210320_152051
一方、葉の枚数は少なく、光沢があり、肉厚です。
葉が少ない理由は蒸散量を意図的に減らす為に進化したのかと思います。肉厚なのは、水分確保でしょうか。光沢があり硬さのある特徴は、砂嵐などでも葉が傷付く可能性を減らすためかも知れません。傷口から病気になってしまいますからね。

20210320_152018
そして、この丸々とした幹が観葉植物として人気を集めている理由の一つです。
園芸植物としては小さな鉢で楽しむのが普通ですが、現地では3m にも育つようです。

20210403_142533
可愛らしい植物なので、是非、栽培に挑戦してみて下さい!
それでは、また次回ッ!
(このブログが面白かった方からランキングのクリックを頂けると嬉しいです)


タイランキング

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村