タイで生活をしていて、一度見ると強烈な印象を残す魚がいます。
それが「プラートゥー」です!!

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ティラピアやフラミンゴシクリッドのような大衆魚として挙げられるのが、
プラートゥーです。蒸籠に入れて、首を折られた状態で売られているのが
非常に印象的ですね。

プラートゥーは日本の沖縄県でも食べる文化があり、グルクマという
和名を持っています。
魚の分類としては、見た目はアジですが、実はサバの仲間です。
でも、味はアジに似ている気がします。

日本の大西洋をはじめ、インド洋や西太平洋の熱帯海域まで幅広く
分布している回遊魚です。
タイやフィリピンなどの東南アジアで非常に多い消費量があるみたいですが、
回遊魚のため養殖が難しいみたいです。

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市場では、全長20cm程度のプラートゥーが2匹で20〜50バーツ(約60〜150円)
で売られていますが、成魚になると40cm程に成長するみたいです。
幼魚をこれだけ沢山食べているのであれば、いつかは養殖を開始しないと遺伝資源
としては枯渇する心配がありますね。

主食のプランクトンをエラで濾過摂食する性質もあり、この部分も飼育の難しさに
挙げられそうですが。。。

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なぜ首を折るのか?」という事ですが、実は習慣的な影響が強いらしく、
明確な回答がありません。
一説には、捕獲後の鮮度保持蒸籠サイズの影響などと言われています。

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蒸した物を食材とするため、結構、匂いが強いです。
この匂いの強さが、香辛料を多量に利用するタイ料理と相性がいいのでしょう。

定番の調理法は、写真左の丸揚げです。
唐辛子などを混ぜた辛いタレと一緒に食べます。
ご飯との相性もよく、癖になる料理です!

他にも写真右は、カノムチンという麺料理の具材です。
タレは辛口であり、プラートゥーの魚臭さと唐辛子の辛さがいい感じです。
骨も柔らかい部類になると思いますので、子供が食べても安心です。

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タイでは、プラートゥーのキーホルダーやクッション(抱き枕)がお土産として人気
を集めるほど食文化を越えて馴染みのある大衆魚です。
タイの屋台だけでなく、スーパーでも売られていますので、是非、ご賞味あれ!
調理が手間に感じる場合は、弁当の購入がお勧めです。

それでは、また次回ッ!
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