タイ生活も5年を過ぎましたが、久しぶりに初めて見る植物に出会いました。 
場所はよく通る所だったのですが、全く気がつかなかったです。

今回ご紹介するのは、「カニステル(エッグフルーツ)」です!

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恐らく、殆どの方は知らない名前だったと思います。
“カニステル”は「蟹を捨てる」みたいな命名であり、英名はエッグフルーツ、、、
一体どんな植物なのでしょうか。

学名では「アカテツ科 オオミアカテツ属」、
種名は「Pouteria campechiana」です。
カニステルは常緑小高木で10m程に成長しますので、恐らく私が観察した木は
最大級の成長だと思います。

原産はメキシコや中央アメリカのようです。
栽培は、日本の沖縄でも行われています。

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カニステルがエッグフルーツと呼ばれる理由は、特徴的な果実です。
漢字では「果物卵(クダモノタマゴ)」と書きます。
形は、先端が尖るタイプもあるようですが、私が見たのは卵形でした。

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葉っぱは、大人の手のひらよりも長く、細長いです。
光沢がありツヤツヤしていました。
サビ病というか、スス病というか、場所によっては病気の症状が出ていました。

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幹はゴツゴツしています。
柿の木に似た感じですね。

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花も特徴的でした。
これは蕾ですが、枝の先端にまとまって付くようです。
一応、「戸惑い」や「困惑」と言った花言葉もあるようです。

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接写するとこんな感じです。花弁は少し黄緑に近い色合いです。
一部の花からは、雌蕊が飛びているのが分かります。
雌蕊の方が高くなるため、自家受粉より他家受粉の性質が強そうですね。

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カニステルは、着果率がかなり低いようです
開花数に対して、着果の数は非常に少なかったように感じました。
開花期間は長いようで、開花している木には写真のように大きく
育った果実もついていました。

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カニステルは、パッとみた感じは大きなビワに見えるのですが、近づくと全く違う
のがわかります。この家の方は「桃」と言っていましたが、黄桃よりかは小ぶりです。

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食べてみると、食感が茹で卵の黄身のようにホクホクしていました。
味は少し甘味を感じ、水分の少ないササゲの餡子(白餡)に近い気がします。
とても独特な食感を持つ果物です。

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種子は、親指くらいの大きさでした。
 
本当によく行く場所でも、気付かなことがあるんですね!
今後は、視野を広く持って散歩をしていきたいと思います。

それでは、また次回ッ!
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