キレイな花を見ると、「きっといい匂いがするんだろうな」と思いませんか?
今回ご紹介するのは、そんな期待を裏切るかも知れない「ニンニクカズラ」についてです!

20201210_081801
偶然にも、大きく育ったニンニクカズラを見つけました。
日本では耐寒性の関係で行灯仕立てが多く、沖縄県を除くと地植は難しいです。
行灯仕立ては、アサガオの鉢植えが思い浮かびやすいかと思います。

20201210_081900
実は、ニンニクカズラは5m近くまで成長するツル性の植物です。
私も、写真のように立派に育った個体を見るのは初めてでした!
後ろの家とサイズを比べると、大きさが伝わると思います!

ニンニクカズラの英名はGarlic Vineです。
意味はGarlicがニンニク、Vineはツルです。直訳は「ニンニクのツル」ですので、
やはり特徴的な香りから命名されています。

タイ語も同様に「グラティアム タオ」と呼ばれ、同じ意味を持ちます。
(グラティアムがニンニク、タオがツルの意味)

20201210_081811
学名は、「Pseudocalymma Alliaceum」です。
Alliaceumは、ネギ科の"Allium"から由来しているようです。

原産地は、熱帯アメリカのブラジルやメキシコです。

花言葉は、「個性的」と「ありのままを見て」です。
何となく、ニンニクと言う単語からして悲しみを感じてしまいます、、、


さて、
花の匂いはと言うと、、、ほぼ無臭。

20210110_195621
実は、匂いがするのは葉っぱです。
このテカテカした葉を潰すと独特な匂いがしてきます。

葉を傷つけない限りは、匂いが気になることはありません。
雨に濡れたときのペチュニアの方が、よっぽど困った性質かと思います、、、

一年を通して開花するため、タイでは庭木として人気があります。
花も束になって咲くので見応え充分です!

以上、簡単ですがニンニクカズラのご紹介でした。それでは、また次回ッ!
(このブログが面白かった方からランキングのクリックを頂けると嬉しいです)