タイで散歩をしていると、意外な植物の成長に驚かされることがあります。

例えば、日々草です。日本では1年草とされていますが、本当は多年草です。
タイでは1mくらいの大きさに育っている個体を多々見かけます。
(個人的には、日本の日々草は花壇で30〜40cm位で管理されているイメージでした)

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今回ご紹介する「ペトレア」は、日本でも多年草として世話をしている方も多いですが、
実際は植木鉢での管理 が精一杯かと思います。
本来は、地植えをすると10mにもなる半蔓性の植物なんです。

原産は熱帯アメリカです。
熱帯原産の植物の中では、耐寒性は比較的強いものの、日本の冬を屋外で越す
ほどの耐性はありません。
 
ペトレアには幾つか種類がありますが、
写真は「ペトレア ボルビィリス (Petrea volubilis)」です。
タイ語では、「プアン・クラーム」や「チョー・ムアン」と呼ばれます。
“プアン”や“チョー”は房状の群生花を意味し、“クラーム”や“チョー”は藍色や紫色の意味です。

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特徴的なのは、花の着き方です。
2段花に見えますが、濃い紫の部分が花であり、その下の薄紫の5枚は萼です。

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花の寿命は短く、約2日間で散ってしまうほどです。
しかし萼はそのまま残るため、遠目で見ると藤の花のように見えます。

花言葉は、「耐え忍ぶ強さ」です。


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種子の成熟が進むと、この萼の部分がプロペラ状に回りながら落下します。

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これは、種子を遠くまで飛ばすための蔓性植物ならではの生存戦略ですね。

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 私が見かけたペトレアは、幹がこんなに太くなっていました。
まだ5mくらいな気がします。これからも元気にドンドン大きくなって欲しいです! 

 以上、簡単となりますがペトレアのお話でした。
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