タイで生活をしていると、必ず食べるのがバナナですね。
日本ではバナナと言えば生食ですが、タイでは調理されて食べられることも多いです。
今回は、その「バナナの原価」についてのお話です。

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私はタイに来た時に10a(アール)ほどの農地を借りました。
そして、一番初めに植えたのがバナナです。

その時の卸価格が、、、、「約10バーツ/キロ」でした。
一房まるまる売っても100~150バーツ程にしかならないです。

もちろん、価格は“需要と供給”、“品種”、“産地”などで大きく異なります。
しかし、タイ国内消費向けの栽培では、決して高値が付く作物ではないと思います。

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さて、、、なぜ安いのかです。
1つ目の理由は、バナナはバショウ科の仲間であり、草本植物だからです。
そのため、私も30cm程の苗を植えて、1年以内には果実が収穫できていました。
草本のため成長がとても早く、成熟後は雑草のように栽培管理無しでも収穫ができてしまいます。
脇芽も沢山出てくるため、それを根本から切って土に挿す(挿芽)だけでドンドン増えていきます。

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2つ目の理由は1つ目の理由にも類似しますが、収量が多いことです。
果実が熟するまでの期間も短く、一房当たりの収量が10キロ越えと非常に多いです。
上記写真がバナナの花の蕾です。大きさは30cm程であり、果実となる子房が多く入っています。

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この花が少しづつ開いていき、根元から順番に子房が膨らんでいきます。

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最終的に花弁の部分が落ち、果実としての成熟が始まります。

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開花の早かった根本から少しづつ黄色くなっていき、半分くらい黄色くなれば収穫できます。
黄色い部分は生食へ、緑の部分は揚げバナナ(クルアイ・トート)や焼きバナナ(クルアイ・ピン)に利用されます。

市場では、一房の10分の1サイズが30~50バーツ程で売られていますが、原価は一房100バーツ程
です。そのため、市販されるバナナの利益率が原価の3倍以上にもなっていることがあります。

一方、揚げバナナなどは5本程度のバナナを揚げて、約20~30バーツです。
小麦粉などの材料費はあるものの、更に利益率が高くなっています。

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庶民に人気なバナナですが、生産者としては青果物の販売よりも、加工品の利益率が非常に高く
なるのは少し悲しい現実です。手間をかけずに育つため、農家の小遣い稼ぎには向いていますが、、、

以上、バナナのお話でした。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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