今回は、パイナップルの大生産地を訪れた時のお話です。
タイを訪れると一度は目にするパイナップルですが、甘くて本当に美味しいですよね。
産地見学も、結構、楽しいです!

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(品種名:ペッチャブリー1

タイ国内で有名なパイナップル生産地と言えば、、、、
ペッチャブリー県プラチュアップキリカン県です。

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観光地で有名なホアヒンのある場所ですので、是非、観光と一緒にパイナップル畑を訪れてみて下さい。
観光地の近くに広大なパイナップル畑が広がってます。上記の写真では、先が見えないほどパイナップルが植えられていました。残念ながら収穫期ではなかったため、草姿のみの写真です。

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株間は非常に狭く、間を歩くのは非常に痛そうです。

実は、パイナップルを育てるには大きなデメリットがあります。
それは、土が酸性化してしまう事です。パイナップルは成長の過程で酸性物質を出すため、それが土に蓄積していきます。

それでは、なぜペッチャブリー県などが産地になったかですが、答えは「元々の土地が痩せていた(土に養分が少ない状態)」からです。土が痩せているがために、他の作物が育たず、最も栽培が良好であったパイナップルが残ったと言われています。


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有名な品種は2つです。
1つ目が、写真の「ペッチャブリー1」です。台湾の品種を基に品種改良がされました。
特徴は、パイナップルの表皮ごとに果肉を千切れる事です。
街中で売られているパイナップルとは食べ方も異なりますが、果実も一回り小ぶりです。
味はやや酸味があり、サッパリとして食べやすいです。

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2つ目は、「ホームスワン」です。
今回は残念ながら、見つける事ができませんでした。
産地に行くと上記の写真のように道端で作物が売っていて、スタッフに色々な地元情報が聞けますので立ち寄ってみてください。

ホームスワンは、Tipco社が品種改良をしました。タイ語で「ホーム」は“香り”を意味しており、この品種の特徴は香りの良さだそうです。

ちなみに、パイナップルは苗の定植から収穫まで2年以上かかる品種が多く、品種改良には10年以上の年月がかかります。ここまで栽培期間が長いと、個人ブリーダーが手を出せる植物ではないですね。

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品種改良は無理でも、栽培には挑戦したくなります!
根の張りは弱いので、大き目の植木鉢があれば収穫までできます。
写真の苗は、3本で100バーツ(約300円)でした。品種は、ペッチャブリー1です。

栽培日記を付けながら、頑張って育てたいと思います!

それでは、次回のブログをお楽しみに~
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