先日、30年以上前のミシンが現役で利用されている場面に出くわしました。
意外にも、農業ではミシンを利用する機会が多く、今回の旧型ミシンとの出会いは奇跡的だったと思います。

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今回の主役は、「SINGER (シンガー)社製 292BG13モデル」です。
皆さんはシンガーというブランドを知っていますか?
実は、1850年にアメリカで創設され、現在では160年以上の歴史を誇っています。
1870年代には、「Red "S" Girl」がトレードマークとしてデビューし、世界で最も有名なエンブレムの1つとなってます。

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今回のミシンも、なんとRed "S" Girlがついていたんです。
※現在はシンプルなデザインとなり、目にすることができない貴重なものです。

日本に初めてミシンが輸入されたのは1854年です。これは黒船で有名なペリーが来た翌年です。そして、シンガーのミシンが初めて日本に輸入されたのが1890年です。

さて、、、今回はタイ国内の話です。
正直、ミシンの歴史を集約した書物等は見当たらないため、私の個人的な推測です。

タイの王様の中でもっとも外交力をつけ、植民地化から国を守り続けたのがラーマ4世(在位1851~1868年)です。この王朝で自由貿易も開始しており、イギリスとの友好通商条約のボーリング条約が最も有名だと思います。
続いて、タイの三大王として尊敬されるラーマ5世(在位1868~1910年)がいて、植民地化から完全にタイを守り切りました。

ザックリですが、、、ミシンが初めてタイに輸入されのも日本と同時期だと思います。
タイにも袈裟や伝統衣装の文化があり、日本でも着物文化にミシンが合わなかったことを考えると、シンガーのミシンがタイ市場に入れたのも1890年代が有力だと思います。
シンガーの世界年間売り上げについても、1903年に135万台の販売数を記録しており、この中にはタイへの販売台数もきっと含まれていたに違いないです。

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少し余談です。
こちら、タイの昔ながらの洋裁店です。布は計り売りです。

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各色の糸やチャック等の装飾品も扱っています。

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こちらは、裁縫用のチョークです。
日本では色鉛筆のようなものを利用しますが、タイではこんなタイプも売っているみたいですね。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう~
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