タシロイモをご存知でしょうか?
タロイモではなく、タシロイモです!

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タシロイモは、タイを始めとする東南アジアを原産とする種類が存在します。
タシロイモを漢字で書くと、「田代芋」です。これは、台湾から日本へ持ち込んだ田代安定さんの名前に由来していると言われています。田代安定さんは、明治時代に活躍した日本では偉大な植物学者の一人です。意外な一面として、冒険家としても知られていたようです。

今回のタシロイモ科(Taccaceae)の植物は「ブラックバットフラワー」と呼ばれています。 他の呼び名では、ブラックキャットやタッカ・シャントリエリとも言われます。その名前の由来は、見た目がコウモリや黒猫と髭を連想させるからでしょう。 

この植物は日本国内では非常に珍しい部類になりますが、タイ国内でも珍しい種類の植物になると思います。世界的にも31種類ほどしか存在しないのが特徴です。
花の咲き方が特徴的で、苞葉(ほうよう)と呼ばれる蝶が羽を広げたような葉の下に小さな花が垂れ下がっています。

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芋という特徴もあり、日本のように四季があり、寒さに当たると地上部が枯れてしまいます。一方、タイであれば地上部は年間を通して生育することが可能です。

このブラックキャットフラワーをうまく育てるには、水分管理が非常に大切です。乾燥に弱いため、水を切らさないように散水を行います。

この地上部の地際を見ると芋の特徴がわかると思います。
分類は異なりますが、タロイモや里芋の地際の地上部もこんな感じですよね。

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葉の形は、タロイモの仲間とは異なります。
縦長で肉厚、光沢もあります。
葉の大きさが目立ちますね。

以上、簡単とはなりますがブラックキャットフラワーのご紹介でした。
もし見かけたら、是非、写真に収めていただくことをお勧めします!
それでは、また次回ッ!
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