今回は、偶然にもガソリンスタンドで見つけた有毒植物のご紹介です。
それが「ミフクラギ」です。

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ミフクラギは属名であり、キョウチクトウ科ミフクラギ属です 。
キョウチクトウ科は多くの有毒植物が含まれていますが、その中でもミフクラギ属は要注意です。
日本の沖縄県には「 沖縄夾竹桃(オキナワキョウチクトウ)」というミフクラギ属が街路樹として植えられており、果実を食べた方の死亡事故のニュースもある程です。こうした事例はインドなどの亜熱帯気候の国でも報告されています。

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毒素の素は、ケルベリンという成分です。
ミフクラギは、この毒素に触れた時に「 目が膨れる」から由来していると言われています。
樹液が乳白色であり、その中にもケルベリンは含まれており触れると肌が被れたりします。
昔は、漁業で魚毒として収穫の際に利用されたり、ネズミの駆除にも利用されていた様です。 

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こんなにも危険な植物が何故ガソリンスタンドにあるかは分かりませんが、写真のように花は綺麗です。周年で開花するため、いつでも花を見ることができます。

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は光沢があり、直径20cmほどです。
この葉の形も観葉植物としては好まれるタイプだと思います。

さて、、、
ここまでは普通の見た目であり、 なぜ人の死因になるかが想像がつき難いと思います。

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問題の原因となるのが、この果実です。
私が見つけた木には若い緑色の果実しかありませんでしたが、熟すと小豆色になります。
サイズが大人の拳くらいあるので、熱帯性の果実として美味しそうに見えてしまうわけです。
これが熟して落ちた時、遊び半分で味見をしたりすると大変な事になります。
知らない方から見れば、タイではマンゴーと間違われる気もします。

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最後に、樹皮はこんな感じです。雨に濡れていたので、樹皮色は分からなかったです。
おそらく特に特徴はなく、よくある感じだと思います。

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以上、ミフクラギのご紹介でした。
もし観察する際は、樹液と果実に注意してください。
それでは、また次回ッ!
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