名前のインパクトが強いですが、
見た目も特徴的な「キャノンボールツリー」のご紹介です!

今回は、偶然にもお寺へ行ったときに見つけました。

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キャノンボールツリーは、サガリバナ科の植物です。
サガリバナ科は、世界的には300種あるとされています。

学名は「Couroupita guianensis aubl.」です。
原産は南アメリカであり、学名のguianensisは国名のギアナからきているようです。

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こちらがです。
花の香りは、ユリの花のような感じでした。

開花期は周年とされ、果実と開花を一緒に観察することができます。

花弁も印象的ですが、雄蕊の場所も変わっています。
花の中央に見えている黄色とピンクのヒダヒダは、偽物の雄蕊であり、虫を呼び込むためのようです。本物の雄蕊は更に内側にあり、潜り込んで来た虫の体全体に花粉が付くような花の構造になっています。

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こちらがキャノンボールの由来となった果実です。確かに、大砲の玉を思い浮かべてしまいます。
大人の手と比べると大きさがよく分かると思います。
果皮はゴツゴツしている感じでした。ちなみに、この果実は成長が遅く、これ位のサイズになるまで1年程を要するらしいです。
サイズは大きいのですが、果肉の臭いがきつく、食用にはならないです。

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果実の付き方も独特であり、幹生果とまではいきませんが、幹から枝が出て、直ぐに果実が実ような感じでした。

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は肉厚で、長さは20cm位の長細い形です。

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キャノンボールツリーは見た目のインパクトがありますので、恐らく植物に興味が無い方でも足を止めてしまう程の魅力があります!

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是非、見つけた際には観察してみて下さい。
それでは、また次回ッ!
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