タイでは熱帯性の植物をたくさん見る事ができますが、
今回は世界三大名花「ホウオウボク」のご紹介です。
タイでは街路樹として利用される事もあり、色々な所で観察する事ができます。
ちなみに、世界三大名花はホウオウボクの他には「ジャカランダ」と「カエンボク」です。

 ホウオウボクは、漢字で書くと「鳳凰木」です。
マダガスカルを原産とした、マメ科ジャケツイバラ亜科の植物です。

10m以上に成長する高木であり、樹形も非常に綺麗な個体があります。
花も綺麗なのですが、高木という事もあり、なかなか間近で見る事ができないです。
形はよくあるマメ科の形ですが、一斉に開花した時は圧巻です！

その後、沢山の莢が付きます。
莢は非常に大きく、長さ40cmを超え、幅も10cmはあります。

野生種のマメ科に見られる裂莢性も持っています。
その為、木の下に落ちた莢は基本的には破裂しています。

こんな感じで小さな子株が、木の下にチョコチョコと芽を出しているのは可愛らしいですね。
樹高もあるので、実際には裂莢性を利用して非常に遠くへ種子を飛ばせると思います。

葉っぱもマメ科の特徴である羽状複葉です。
直径も40cm位はあるので、鳳凰の羽を連想させる感じですね。

木の下から撮った写真でも羽状複葉をしっかりと観察できます。
本当に鳥の羽っぽく見えますね。

幹はこんな感じです。
ツルツルしていて、模様もあまり有りませんでした。

枝を切ると、こんな感じで細い枝が沢山出てきます。
幹が太くなるので、もう少し太い枝が生えてくると思いましたが意外ですね。

以上、ホウオウボクを観察した時の話でした。
それでは、また次回ッ！
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